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先日買取した美術展の図録をご紹介します。
ジブリの立体建造物展
2017.12.02(土)- 2018.02.05(月)
近日巡回 あべのハルカス美術館(大阪府)
2016.10.08(土)- 2017.01.09(月)
熊本市現代美術館(熊本県)
2016.07.15(金)- 2016.09.25(日)
豊田市美術館(愛知県)
2016.04.16(土)- 2016.06.26(日)
長野県信濃美術館
2014.07.10(木)- 2015.03.15(日)
江戸東京たてもの園
と巡回展示。
残念ながら、私は足を運ぶことはできませんでしたが、図録で展示の様子は再現されています。
スタジオジブリは1985年の創立以来、多くのアニメーション作品を発表してきました。作品中にはドラマが起こる舞台として、沢山の「建造物」が登場します。本展覧会では出発点となった「風の谷のナウシカ」から、「思い出のマーニー」まで、作品に登場する建造物の、背景画や美術ボード、美術設定といった制作資料を公開。代表的な建造物を立体で表現し、その設計の源に触れます。
一般に、建物の持っている魅力とは何でしょうか。その一つは建物と人との接点にあります。人が住む建物は、人の暮らしに欠かせないものです。しかし近年に見られる建物は本来の魅力から離れ、人と建物に大きな距離があるように感じられます。それは私たちが、一番近くにいるのに見落としているものの一つであり、ふと気づくと忘れてしまいそうなものです。
一方、スタジオジブリがアニメーションという架空の世界の中で創造してきた、数多くの建造物たち。「油屋」を始め、「カルチェラタン」、「ハウルの動く城」、「万福寺」、「グーチョキパン店」、「草壁家」、「ラピュタ城」等々、毎作、その作品を特徴づける個性的な建造物がいくつもデザインされてきました。それらの魅力はアニメーションの世界だけに留まるものではなく、どれも印象的で、どこかに実在していそうな存在感のあるものばかりです。
映画というもの、とくにアニメーション映画は画面に映るすべての世界を描き出さなくてはなりません。しかし見方を換えれば、理想を映し出せる装置と言えます。この中で空想された建造物。しかし、ただの「空想」とは違います。現実の世界を注意深く観察した上で、登場人物の生活、時代などの想定、検証を十二分に経てデザインされたものであり、何より登場人物との関係性が建物としての魅力を高めています。
それは私たちが生きる、現実世界でも同じことです。あらゆる文化、あらゆる環境に合わせて建つ建物の中で、あらゆる人が生活をしています。
本展覧会に展示される作品を入り口とし、人と密接な関係を持つ、建物の魅力が伝われば幸いです。
星瞬堂古書店では美術展の図録を買取しています。
昨日は日曜日ということもあり、少し仕事を休んで、パルコのステラおばさんでクッキーの詰め放題を娘としてきました。
袋からかなりはみ出しても、落ちなければいいそうで、娘は張り切って、積めてましたが、不器用な私はなかなか高くは積めず残念でした。
さて、そんな娘も今年から大学生。
いまだにどこに行くか最終決定はできていませんが、やりたい勉強があるようで密かに闘志を燃やしているようです。
星瞬堂古書店では、受験に使用した参考書や、大学生の方が授業、講義で使われた専門書も買取していますので、受験終了や卒業でご不要になりました、本などがありましたら、ご相談ください。
先日、名古屋市内で出張買取させて頂いた推理小説マニアの方からの創元推理文庫は絶版ものやプレミアムがついたものが多数。
非常に興味深く、勉強になる買取でした。
主なタイトルは以下の通り。
初版がほとんどだったために、すぐに欲しい方が見つかり、在庫は現在ありません。あしからず。
吸血鬼ドラキュラ 1971年初版完訳
幽霊の2/3 ヘレン・マクロイ 初版
メグレ警部と国境の町ジョルジュ・シムノン初版
フレンチ警視最初の事件 F.W.クロフツ 62初版
ひらけ胡麻!マイケル・ギルバート 1960年初版
チューダー女王の事件 クリストファ・ブッシュ
反逆者の財布 マージェリー・アリンガム 初版
水平線の男 フレン・ユースティス 1963年初版
月長石 上下2冊 ウイルキーコリンズ 初版
その他
フレドリック・ブラウン、ディクスン・カー、F.W.クロフツ他
さて、この時期は大学の教員の方々の退官に移転に伴う研究室の片付けのシーズンです。
星瞬堂古書店としても毎年、片付けにお伺いさせて頂き、素早い対応で喜んで頂いております。
昨年は朝から夕方までかかる量の買取もお受けさせて頂き、スタッフとともに運び出しをしたことを覚えております。
あれは楽しい作業でした。
ご紹介する本は大学研究室で買取させて頂いたものではありませんが、先日入荷の「妖怪図鑑」。
昔の子供たちは、こんな妖怪が本当にいるのではと怖かったでしょうね。
先日、お伺いさせていただいたデザイン事務所さまの買取の1冊が村上隆のスーパーフラットがありました。
村上隆は賛否はありますが、現代を代表するアーティストであり、コレクターです。
こちらの書籍は村上隆の作品だけでなく、コレクションも紹介しており、村上隆の頭の中を一気に見ることができる一冊になっています。
著者のサインもあり、イラストもあるため、貴重ですね。
大切に販売させて頂きますと書こうと思っていたのですが、既に売れていってしまいました。
先日の買取のご依頼を頂いたのは名古屋市中区のデザイン事務所さま。
デザイン関係、美術書など約50冊をセレクトして買取させて頂きました。
デザイン関係の参考資料は高額なものが多い割に買取価格はそこまで高くないため恐縮でしたが、ご了承頂き、ありがとうございます。
次に利用される方に丁寧に販売していきたいと思っています。
実を言うと、わたくしは若い頃に落語の台本を書いていたことがあります。
あれはすでに20年以上前のこと。
テレビ番組の台本を書いていた時期があり、番組のコーナーで落語家さんが落語で今週の気になるニュースを紹介するというコーナーの台本を担当させて頂いていたのです。
そんな縁もあってか落語のCD、DVD、書籍の買取は積極的に行っています。
若い頃は勉強もっあて、桂米朝さんや桂枝雀さんの落語会などによく通ったものですが、最近は縁遠くなってしまいました。
それでも時々こうやって買取で入ってくると嬉しくなってきますね。
コドモノクニといえば、戦前に人気を博した日本を代表する子供向きの絵雑誌。
古い児童書があると呼んで頂き、コドモノクニがあることに気がついた時の興奮といったらありませんね。
通常号も人気ですが、コレクターの間で特に人気が高いのは作家ごとに作品をまとめた傑作集、画集です。
今回買取させて頂いたのは岡本帰一の傑作集。
子供らしい勇ましい表情がなんとも愛らしいですね。
星瞬堂では戦前の絵本、児童書を積極的に買取しています。
愛知県長久手市の出張買取はかなりお急ぎの様子。
電話でお話を聞いたところ、午後2時半には家を出て、空港に向かわなければいけない。
それまでに家を空にしなければいけないのにまだ本が大量にあるとのご相談です。
急いで他の用事を片づけ、1時に現地に到着。
電話口で話されていた通り、まさに引っ越しが終わったところという感じで、部屋に残っているのは大量の本のみ。
文芸書を中心に大量の心理学や文芸研究などの書籍が大量。
お客様に許可を頂き、時間短縮のため、査定をしながら、箱詰めをさせて頂いたところ、合計でダンボール箱12箱にも。
特にそのうちの3箱ほどは人気の岩波などの文庫でした。
このたびは星瞬堂古書店をご利用頂き、ありがとうございました。